野外巡検 写真集(2019年以前)
これまでの野外巡検の写真をペドンペーパーやプロファイルと合わせて紹介します。こちらで紹介している論文はどなたでもご覧いただけますので、是非ご一読ください!
- これまでの野外巡検一覧
- 2020年以降の写真集
- 2019年 (第65回)「秋吉台の土壌と草原」山口県美祢市
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秋吉台剣山の土壌断面 秋吉台剣山の草原 山口県美祢市の美東ごぼう畑 秋吉台剣山の石灰岩 土壌調査の様子 粘土キュータン 放談会の様子
- 2018年(第64回)「近隣に主要な火山のない東海三県に分布する黒ボク土」
三重県鈴鹿市、岐阜県各務原市、愛知県新城市 -
鈴鹿市広瀬の腐植質非アロフェン質黒ボク土
(日本土壌分類体系)/スギ林(以前は農耕地)各務原市の濃尾第一礫層上の普通陸成未熟土
(日本土壌分類体系)/礫層採取地各務原市鵜沼の厚層非アロフェン質黒ボク土
(日本土壌分類体系)/畑地新城市日吉の腐植質非アロフェン質黒ボク土
(日本土壌分類体系)/樹園地各務原市の木曽川泥流堆積物 各務原市の熱田層上層部・御岳軽石(Pm-3: オレンジ色の軽石) 各務原市の濃尾第一礫層採掘地 新城市の蛇紋岩 新城市の中央構造線長篠露頭 新城市の馬背岩 - 2017年(第63回)「紀伊半島の土壌に見る垂直成帯性」
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- シンポジウム関連論文
今矢 ほか, 紀伊半島の自然と土壌, ペドロジスト, 2017, 61 巻, 1 号, p. 16 - プロファイル
渡辺 伸一, 第63回日本ペドロジー学会野外巡検に参加して, ペドロジスト, 2017, 61 巻, 1 号, p. 46-48
京都大学和歌山研究林の腐植質褐色非アロフェン質黒ボク土(日本土壌分類体系) 京都大学和歌山研究林のポドゾルまたはポドゾル化褐色森林土(日本土壌分類体系) 石尾神社の普通風化変質赤黄色土(日本土壌分類体系) 黒灰色頁岩層中の砂岩 日高川河床 石尾神社の照葉樹林 - シンポジウム関連論文
- 2016年(第62回)「沖縄本島に分布する特徴的な土壌」
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- シンポジウム関連論文
金城 和俊, 渕山 律子, 前島 勇治, 平舘 俊太郎, 南西諸島の成り立ちとその土地の利用:地質,土壌,営農活動について, ペドロジスト, 2016, 60 巻, 1 号, p. 46 - プロファイル
鳥山 淳平, 第62回日本ペドロジー学会野外巡検に参加して, ペドロジスト, 2016, 60 巻, 1 号, p. 41-43
琉球大学 陸成未熟土(クチャ) 琉球大学 陸成未熟土(ジャーガル) 琉球大学 赤黄色土 与那演習林 赤黄色土 座喜味城跡にて 亜熱帯性常緑広葉樹林 読谷村歴史民俗資料館 読谷村 琉球石灰岩 読谷村 粘土集積暗赤色土 - シンポジウム関連論文
- 2014年(第61回)「島根の地質~生態系~人間活動(農業・石見銀山開発・たたら製鉄)と土壌生成」
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- ペドンペーパー
増永 二之, 佐藤 邦明, 三瓶山北の原のススキ草原とアカマツ林の黒ぼく土の特徴(ペドン・ペーパー), ペドロジスト, 2014, 58 巻, 2 号, p. 72-78 - プロファイル
高橋 純子, 第61回日本ペドロジー学会野外巡検に参加して(プロファイル), ペドロジスト, 2014, 58 巻, 2 号, p. 111-114
三瓶山北の原の典型アロフェン黒ぼく土
(第二次案)/ススキ草原三瓶山北の原の典型アロフェン黒ぼく土
(第二次案)/アカマツ林たたらば壱番地付近の砂鉄採取跡地 石見銀山 三瓶山 志学展望広場にて 調査の様子(三瓶山北の原) 三瓶火山の噴出物(志学展望広場) - ペドンペーパー
- 2011年(第58回)「十勝の地形と土壌」
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- 巡検関連論文
・丹羽 勝久, 第58回日本ペドロジー学会野外巡検 : 十勝地方の地形, ペドロジスト, 2011, 55 巻, 2 号, p. 103-108
・橋本 均, 第58回日本ペドロジー学会野外巡検 : 十勝地域の土壌と火山灰, ペドロジスト, 2011, 55 巻, 2 号, p. 109-114
・笛木 伸彦, 第58回日本ペドロジー学会野外巡検 : 十勝地方の農業, ペドロジスト, 2011, 55 巻, 2 号, p. 115-119 - プロファイル
浅野 眞希, 第58回日本ペドロジー学会野外巡検に参加して, ペドロジスト, 2011, 55 巻, 2 号, p. 120-123
地点1(芽室町平和) 地点2(芽室町関山) 地点3(芽室町毛根) 地点4(芽室町毛根) 地点5(芽室町上伏古) 地点6-1(帯広市稲田町) 地点6-2(帯広市稲田町) - 巡検関連論文
- 2000年(第47回)「筑波山に分布する土壌の生成と分類」茨城県つくば市
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- 関連論文・書籍
・永塚 鎮男, 渋沢 孝雄, 筑波山麓で見出された埋没古赤色土について, ペドロジスト, 1989, 33 巻, 2 号, p. 100-113
・田村憲司・前島勇治編:第47回日本ペドロジー学会野外巡検資料,筑波山に分布する土壌の生成と分類,pp.38(2000)
・前島勇治:筑波山の土壌,日本ペドロジー学会編;日本ペドロジー学会創立50周年記念出版「土壌を愛し,土壌を守る」,pp.147-149,博友社(2007)
地点1 黄褐色森林土/埋没古赤色土
(傾斜変換点付近,標高520m)地点2 黄褐色森林土
(山腹緩斜面,標高560m)地点3 褐色森林土(山地急斜面,標高720m) 地点4 黒ボク土(山頂緩斜面,標高700m) 地点5 黄褐色森林土
(山麓緩斜面,標高210m)地点1 コナラ林 地点2 コナラ林 地点3 ブナ-ミズナラ林 地点4 ヒノキ植林 地点5 スダジイ林 コンビーナーより
1993年、筑波大学土壌科学研究室の門戸を叩いた私に与えられた卒論テーマは、筑波山の土壌の分布を調べることでした。その後、卒論テーマは喜界島の土壌へ変わり、筑波山の土壌は近くて遠い存在となりましたが、果たしてどのような土壌が分布するのか、いつも気になっていました。その願いが叶ったのかわかりませんが、2000年4月に開催された第47回日本ペドロジー学会野外巡検で“筑波山の土壌を見よう”という企画が持ち上がり、早春の3月末に田村憲司先生が中心となって行われた事前調査に参加することができました。わずか876mの山ですが、褐色森林土や黒ボク土、埋没古赤色土など、日本に分布する代表的な土壌を観察することができる筑波山は、やはり“北関東の名峰”と呼ぶにふさわしいと感じたのを今でも覚えています。(前島) - 関連論文・書籍