日本ペドロジー学会2021年度大会・第60回公開シンポジウム・
第66回野外巡検・第6回ワンポイントセミナーのお知らせ
日本ペドロジー学会2021年度大会は,新型コロナウィルス感染症が拡大している状況を考慮し,対面のイベントを全て取りやめ,オンラインのポスターセッションとシンポジウムのみを以下の要領で開催することとなりました。詳しくはこちらをご確認ください。
- 日本ペドロジー学会2021年度大会のお知らせ
日本ペドロジー学会は,2021年度大会を以下の要領で開催いたします。本大会は,ポスターセッションおよび公開シンポジウムの2部構成です。ワンポイントセミナー(3月4日)と野外巡検(3月6日)も開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。なお、新型コロナウィルス感染の状況によっては、対面のイベントを全て取りやめ、オンラインのポスターセッションとシンポジウムのみ開催とすることがあります。その場合は,2月19日までに学会ホームページでお知らせしますので,事前確認をお願いします。
日時:2021年3月5日(金)9:30-17:30
会場:京都府立大学下鴨キャンパス(京都府京都市左京区下鴨半木町1-5)
アクセス案内 https://www.kpu.ac.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=28
キャンパスマップ https://www.kpu.ac.jp/cmsfiles/contents/0000003/3883/campusmap2019.pdf
日程:
9:00- 受付開始
9:30-11:30 ポスターセッション(大学会館2階 キャンパスマップ⑬)
昼食
13:00-13:30 総会(稲森会館視聴覚室 キャンパスマップ⑨)
13:30-17:30 公開シンポジウム(稲森会館視聴覚室 キャンパスマップ⑨)
大会実行委員長:矢内純太(京都府立大学)
参加費等:公開シンポジウムの対面参加は無料です。ポスターセッションの参加は発表の有無に関わらず,対面+オンラインを希望される場合2,000円となり,オンライン参加のみ場合は1,000円となります。なお,ポスターセッションのオンライン参加費を支払った方については,公開シンポジウムのオンライン視聴も可能とします。
事前参加申込:2021年2月5日までに別紙の「大会参加申込書」にてお申込みください。
ポスターセッション発表申込について:
発表希望者は,参加申込用紙より事前参加登録を行うとともに,電子メールにて2021年2月5日までに,A4サイズ1枚の要旨を添付ファイル(Windows版 MS-Word)で下記の送付先までお送りください。ただし,発表者(〇印がある人)は学会員に限ります。
要旨作成のフォーマットは,表題(MSPゴシック14ポイント,中央揃え),発表者氏名・所属(MSPゴシック12ポイント,講演者名の前に〇印),1行以上空けて,本文(MSP明朝10~12ポイント)を記載して下さい。余白は,上下左右,ともに25㎜以上空けてください。
ポスターはA0サイズ(幅90㎝×高さ120㎝のボードに貼れるサイズ)で作成をお願いします。今回のポスターセッションではLINC Bizの併用を検討しております。詳細については追ってお知らせしますが,ポスターPDFファイルの事前提出をお願いする予定ですので,早めのご準備をお願いいたします。なお,発表要旨はペドロジスト誌(65巻1号の予定)に掲載いたしますので,予めご了承ください。
参加費の支払い:参加受付された申込者には,後日電子メールにて振込先をお知らせしますので,参加費を2021年2月20日(土)から2月27日(土)の間にお振込みください。
E-mail: na_4_ka_triplochiton@kpu.ac.jp
- 第60回公開シンポジウム「蛇紋岩研究における学際性とペドロジーの位置」
趣 旨:蛇紋岩は地下深部でかんらん岩が水の作用を受け変成した超塩基性岩であり,地殻平均とは著しく異なる元素・鉱物組成を持つため,地球表層に特殊な環境を形成する。農学分野では蛇紋岩土壌におけるマグネシウムや重金属の過剰による作物生育不良が知られる一方で,生態学分野では蛇紋岩植生と呼ばれる固有生態系の発達に関心が寄せられ,地球化学分野では蛇紋岩体周辺での水素発生や高アルカリ環境の形成が注目されてきた。このように学術分野によって全く異なる興味を引き出す蛇紋岩の研究資源としての価値を深く理解し,ペドロジー的な視座を活かした新しい研究開拓の可能性について総合的に議論する場としたい。
1.趣旨説明
13:30-13:40
2.「低温蛇紋岩化反応プロセスとその生物地球化学的意義について」
13:40-14:20 佐藤 努 氏 (北海道大学大学院工学研究院)
3.「湿潤アジア蛇紋岩地帯における土壌生成の多様性
14:20-15:00 中尾 淳 氏 (京都府立大学大学院生命環境科学研究科)
4.「蛇紋岩土壌における植物のニッケル過剰障害」
15:00-15:40 水野 隆文 氏 (三重大学大学院生物資源学研究科)
(休憩)
5.「キナバル蛇紋岩生態系における地質-土壌-植生間の相互作用」
16:00-16:40 北山 兼弘 氏 (京都大学大学院農学研究科)
6.「オンライン土壌図の発展および地質情報とのデータ連携」
16:40-17:20 高田 裕介 氏 (農研機構農業環境変動研究センター)
7. 総合討論 17:20-17:40
コンビーナー:前島 勇治(農研機構),和穎 朗太(農研機構),中尾 淳(京都府立大学)
アクセスについて:https://www.kpu.ac.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=28&frmCd=8-3-1-0-0
◯ JR京都駅から
・地下鉄烏丸線「北山駅」下車、正門まで南へ約600m
・市バス4番(上賀茂神社行)「北園町」下車、正門まで西へ約300m
◯ 京阪出町柳駅前から
・市バス1番(西賀茂車庫行)「府立大学前」下車、正門まで北へ約350m
・市バス4番(上賀茂神社行)「北園町」下車、正門まで西へ約300m
◯ 四条河原町から
・市バス4番(上賀茂神社行)「北園町」下車、正門まで西へ約300m
・市バス205番(北大路バスターミナル行)「府立大学前」下車、正門まで北へ約350m
※新型コロナウイルス感染の影響で対面開催が困難と判断された場合,オンライン開催のみとなる可能性があります。その場合は,2月19日までに学会ホームページでお知らせしますので,事前確認をお願いします。
- 第66回日本ペドロジー学会野外巡検のお知らせ
日本ペドロジー学会の野外巡検を2021年3月6日に以下の要領で開催いたします。どうぞ奮ってご参加ください。なお、新型コロナウィルス感染の状況によっては、急遽取りやめることがあります。その場合は,2月19日までに学会ホームページでお知らせしますので,事前確認をお願いします。
テーマ:大江山の蛇紋岩土壌と植生
内 容:大江山超塩基性岩帯において土壌断面を観察するとともに,土壌生成,分類について議論する。また,蛇紋岩地帯の植生の観察,鬼の交流博物館,蛇紋岩採石場跡地の見学も行う。
日 程:2021年3月6日(土)
8:15 京都駅山陰線ホーム(31番ホーム)
8:38 きのさき3号 特急福知山行(福知山乗り換え)丹後鉄道宮福線
10:35 大江山口内宮駅着
駅からの移動については運営が車を用意します。
11:00~13:00 土壌断面および植生の観察
13:00~14:00 昼食&プチ討論会(大江山グリーンロッジ)
14:00~14:30 鬼の交流博物館見学(希望者オプション)
14:30~15:20 蛇紋岩採石場跡地見学
15:30 解散@大江山口内宮駅
15:47 大江山口内宮駅出発
18:08 京都駅
参加費:4000円(昼食,レンタカー代,鬼の交流博物館入館料,資料代含む。ただし,参加人数により費用に多少の増減があります。)
注:京都駅~大江山口内宮駅の往復運賃6480円は各自負担・支払いでお願いします。
コンビーナー:中尾 淳(京都府立大学),真常 仁志(京都大学),柴田 誠(京都大学),前島 勇治(農研機構)
募集人数:30名(申込先着順)
参加資格:日本ペドロジー学会会員に限ります。ただし,参加申込時に入会手続きを行うことも可能です。(年会費:正会員4000円,学生会員3000円)。日本ペドロジー学会賛助会員所属の非会員1名は会員と同じ条件で参加可能です。
申込方法:2021年2月5日までに別紙の「巡検参加申込用紙」にてE-mailでお申し込みください。申込人数が30名に達し次第締め切ります。参加受付された申込者には,後日E-mailにて振込先をお知らせしますので,参加費を2月20日(土)から2月27日(土)の間にお振込みください。
E-mail: na_4_ka_triplochiton@kpu.ac.jp
- 日本ペドロジー学会2021企画 第6回ワンポイントセミナー
日本ペドロジー学会2021年度大会の前日の午後,下記の集会を企画いたしました。みなさんのご参加をお待ちしております。
テーマ:「土の未来を開拓する」
日時: 2021年3月4日(木)15:30-17:30
場所: 京都府立大学下鴨キャンパス 歴彩館小ホール
アクセス案内 https://www.kpu.ac.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=28
キャンパスマップ https://www.kpu.ac.jp/cmsfiles/contents/0000003/3883/campusmap2019.pdf
趣旨:コロナ禍や研究をとりまく環境変化に悩み、深刻化する土壌劣化に頭を抱え、私たちはついつい悲観的になりがちです。土は過去を記録する考古学な遺物、消耗するだけの自然資源でなく、生命と食料をうみだす魅力的な研究対象であることをいかに伝えるべきなのでしょうか。人工土壌への挑戦など、失敗談を中心に話題を提供いたします。
プログラム:
1.講演「土の未来を開拓する」
藤井 一至 氏(森林総合研究所)
2.質疑応答
参加方法:
事前登録は必要ありません。当日,会場にお越しください。参加費無料です。なお,会場の収容人数は本来100人ですが,新型コロナ対策のため当日の収容人数を50人といたします。早めの来場をお待ちしております。
中尾 淳(京都府立大学)
E-mail: na_4_ka_triplochiton@kpu.ac.jp
※新型コロナウイルス感染の影響で開催が困難と判断された場合,中止となる可能性があります。
その場合は,2月19日までに学会ホームページでお知らせしますので,事前確認をお願いします。