日本ペドロジー学会2023年度大会・第62回公開シンポジウム・第68回野外巡検のお知らせ

日本ペドロジー学会2023年度大会・第62回公開シンポジウム・第68回日本ペドロジー学会野外巡検のお知らせ


日本ペドロジー学会2023年度大会

 日本ペドロジー学会は,2023年度大会を以下の要領で開催いたします.本大会は,ポスターセッションおよび公開シンポジウムの2部構成です.野外巡検(11月16~17日)も開催いたします.ワンポイントセミナーは都合により開催しません.皆様の参加を心よりお待ちしております.

日時:2023年11月18日(土) 9:30-17:00

会場:高知会館(高知県高知市本町5-6-42)
    アクセス案内 https://www.kourituyasuragi.jp/kochi/access/

日程
 9:00− 受付開始(高知会館3階)
 9:30−11:30 ポスターセッション(高知会館、飛鳥の間)
 昼食
 13:00−13:30 総会(高知会館、安土の間)
 13:30−17:00 公開シンポジウム(高知会館、飛鳥の間)
 17:30−19:30 懇親会(高知会館、平安の間)

大会実行委員長:田中 壮太(高知大学)

参加費等:大会参加費は1500円、公開シンポジウムのみの参加費は無料です.懇親会費は事前参加申込(2023年9月19日まで)の場合5,000円(学生2,000円),当日申し込みの場合は6,000円です.
事前参加申込2023年9月19日までに別紙の「大会参加申込書」にてお申込ください.

ポスターセッション発表申込について
 発表希望者は,参加申込用紙より事前参加登録を行うとともに,電子メールにて2023年10月2日までに,A4サイズ1枚の要旨を添付ファイル(Windows版MS-Word)で下記の送付先までお送りください.ただし,発表者(○印がある人)は学会員に限ります.発表者は,講演要旨集をご購入下さい.
 要旨作成のフォーマットは,表題(MS Pゴシック14ポイント,中央揃え),発表者氏名・所属(MS Pゴシック12ポイント,講演者名の前に○印),1行以上空けて,本文(MS P明朝10~12ポイント)を記載してください.余白は,上下左右,ともに25mm以上空けてください.
 ポスターはA0サイズ(幅90cm×高さ120cmのボードに貼れるサイズ)で作成をお願いします.また,発表要旨はペドロジスト誌(67巻2号の予定)に掲載いたしますので,あらかじめご了承ください.なお,送付いただいた要旨原稿をそのまま利用しますので,発表者に追加でお願いする作業はございません.

参加費の支払い:参加受付された申込者には,後日電子メールにて振込先をお知らせしますので,参加費を2023年10月2日までにお振込下さい.

申込書および要旨送付先:高知大学農林海洋科学部 森塚 直樹
             E-mail: moritsuka@kochi-u.ac.jp
第62回公開シンポジウム「中山間地の農地土壌の空間変異をどのように捉えるのか?」

趣 旨:
 農業のスマート化が推進される今日,農地土壌の空間変異をどのように捉え,土壌分類や圃場管理にどのように活用するのかは,我々,ペドロジストにとって重要な課題である.特に中山間地の圃場は,造成時の切盛の影響や,上段の圃場からの養水分や土壌物質の流入により,圃場間のみならず,小面積の圃場内でも土壌に差異が生じうる.一方で,最近の研究では,北海道の均質に見える圃場においても,深耕の影響を受けた圃場での土壌分類の課題が提起されている.
 本シンポジウムでは,中山間地を中心に農地土壌がもつ不均質性や多様性に注目し,断面調査・評価・分類をどのように位置づけて進めていくべきかを総合的に議論し,農業の省力化と精密化の実現可能性を考える場としたい.


1.「地質からさぐる中山間地水田の土づくり―京都府与謝野町を事例として―」
13:30-14:05 中尾 淳 (京都府立大学生命環境科学研究科)

2.「高知県四万十町の水田転換ショウガ畑土壌の山側と谷側の違い」
14:05-14:40 田中 壮太 (高知大学農林海洋科学部)

3.「北海道十勝地域のナガイモ栽培圃場における土壌撹乱の実態から考える」
14:40-15:15 島田 鉱明、谷 昌幸 (帯広畜産大学グローバルアグロメディシン研究センター)

(休 憩)

4.「貫入抵抗を軸に圃場空間内バリアンスを可視化する」
15:30-16:05 江波戸 宗大 (農研機構農業環境研究部門)

5.「人為が及ぼす土壌の時空間変異への影響―土壌侵食および乾田化―」
16:05-16:40 高田 裕介 (農研機構農業環境研究部門)

6.総合討論 16:40-17:00

コンビーナー:田中 壮太(高知大学農林海洋科学部),森塚 直樹(高知大学農林海洋科学部),杉原 創(東京農工大学農学部),伊勢 裕太(農研機構農業環境研究部門)

アクセスについて
○電車でお越しの方:JR高知駅から路面電車で約15分,県庁前下車・徒歩すぐ.

○飛行機でお越しの方:高知龍馬空港からバスで約45分,はりまや橋で下車,そこから徒歩15分.

○車でお越しの方:高知ICから約20分

第68回日本ペドロジー学会野外巡検「四万十川中流域の赤音地土壌と赤黄色土」

 日本ペドロジー学会の野外巡検を2023年11月16日~17日に以下の要領で開催いたします.どうぞ奮ってご参加ください.

テーマ:四万十川中流域の赤音地土壌と赤黄色土

内 容:高知県高岡郡四万十町は四万十川の中流に位置し,水田での転作作物としてショウガ栽培が盛んに行われてきた.四万十川中流域の中山間地でみられる多様な土壌断面を観察するとともに,土壌生成や分類についても議論する.また,四万十町内のショウガ工場の見学も行う予定.

日 程:2023年11月16日(木)~17日(金)
 11月16日(木) 8:30 ひろめ市場周辺(予定)集合(高知市)→赤音地土壌断面観察(四万十町見付)→道の駅あぐり窪川(昼食など)→赤音字土壌断面観察(四万十町日野地)→宿(ホテル松葉川温泉)着(四万十町)

 11月17日(金) 8:30 宿出発→還流丘陵の赤黄色土断面見学(四万十町大井川)→道の駅四万十とおわ(昼食など)→ショウガ工場見学(予定)→16:30頃ひろめ市場周辺(予定)着

参加費:24,000円(学生は20,000円)(16日昼夕食,宿泊代,17日朝昼食代,資料代を含む.ただし,参加人数により費用に多少の増減があります.)
コンビーナー:田中壮太(高知大学),森塚直樹(高知大学),杉原創(東京農工大学),伊勢裕太(農研機構)

募集人数:35名(バス1台,申込先着順)

参加資格:日本ペドロジー学会会員に限ります.ただし,参加申込時に入会手続きを行うことも可能です(年会費:正会員4,000円,学生会員3,000円).日本ペドロジー学会賛助会員所属の非会員1名は会員と同じ条件で参加可能です.

申込方法2023年9月19日までに別紙の「大会参加申込書」にてE-mailでお申し込みください.申込人数が35名に達し次第締切ります.参加受付された申込者には後日,E-mailにて振込先をお知らせしますので,参加費を2023年10月2日までにお振込ください.

申込先:高知大学農林海洋科学部 森塚 直樹
    E-mail: moritsuka@kochi-u.ac.jp, Tel:088-864-5180

 

2023年05月27日